2022年度 第四回建物沈下修正業者連合会 全体会議
2022年7月6日(水)に建物沈下修正業者連合会の全体会議を行いました。
◆活動報告・相談事項
・現在までの引き合い物件についての報告
引き合い物件数 19棟
進行中案件 10件
・調査費用、割り振りについての意見交換
費用明細を明確にし、一次相談の内容を事務局で作成し次回会合で報告。
◆施工事例報告:株式会社我妻組
①地震による再沈下の事例(新潟県刈谷市 2004年工事)
・2007年7月16日 M6.8 最大震度6強が発生し再沈下(近隣状況から考察すると液状化や側方流動ではないか?)
鋼管圧入36箇所、最大沈下量144ミリ、再沈下ダブルロック、耐圧版補強、沈下量は20〜30ミリ
②再沈下事故案件
・ダブルロック耐圧版10箇所、地盤補強10箇所・・最大沈下量36ミリ
2021年再沈下(自然沈下)沈下量は20〜30ミリ程度。川側ではなく前面道路側に傾いた。
近隣でも表土が陥没し、土や砕石を何度も足した。
③再沈下事故案件
・ダブルロック耐圧版51箇所、地盤補強51箇所・・最大沈下量75ミリ
2022年5月再沈下(自然沈下)沈下量は20ミリ程度、沈下の傾向としては概ね同じ部分が再沈下した。
N値は問題無いと思われ、表土も比較的固い。密層としては腐植土層が考えられるが非常に少ない。
◆意見交換
・資材の高騰状況の確認・・材料費は2倍近く上がっている。
・注入(グラウト、ウレタン)の出来方確認について。
・ハイブリット工法(注入+耐圧版など)・・アンダーピニングと注入はNG(GS10)
→建沈連として色々な工法を検討していく。
以上